不思議な現象
そのお婆さんが亡くなって、石のことは忘れ去られようとしていた頃、地区の中の道でアスファルト工事が始まった。その平らな石は、工事を阻む事になり移動する事になった。医師の大きさに適したクレーン車を持ち込み、なれた工事人たちは簡単作業と思っていたのだが、石は思うように動かなかったという。現在、座っているのは、やっと動いた位置と向きだということだ。 |
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二升の水
平らだった石は、起きた状態で、平らな部分は背になった。上になる部分には直径15センチほどの穴があり、小さな窪みと思ったらむずが二升も入る壷のような穴だった。
雨が降り、その穴に溜まった水をイボにつけるとイボが取れるという話は新聞の投稿欄に載り、イボで悩んでいる人が各地から訪れ、水を持ち帰るようになった。 |
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え!腹の中のイボ
腹の中のイボで手術をするかどうかで悩んでいた人が来た時は、石の近くで湧いている井川(つるもと水神様)の水を石に供えて祈り、その水を持ち帰り飲用した。
二ヵ月経って検診に行ったら腹の中のイボがなくなっていたということで、お礼参りに来ている。
まるで「日本昔はなし」のようだが、冒頭のお婆さんは、この意思の言い伝えを知っていたのだろうか、地区では、おろそかにできない石として大事にしている。 |
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